道東鉄道周遊記
北海道では主に列車に乗ってました。あと多少の観光。
列車に乗るためにはバニラエア道東フリーきっぷを使いました。
フリーエリア内は特急の自由席も乗り放題の、使い勝手のよいきっぷです。
このきっぷは購入に搭乗券の提示が必要なので、行きにバニラエアに乗る必要があったのです。
(尚ピーチに乗っても同じ働きのきっぷが買えます)。
初日は新千歳から札幌に行って札幌市内の散策をしていたのでそんなには使っていません。
キハ281系と785系、何れも乗ったことが無かったので、良い機会となりました。
2日目は、まず特急スーパーおおぞらで釧路に向かいます。
札幌を9時頃出発して、終点釧路には昼1時過ぎの到着って時刻表を見た時点で、北海道の広さを感じました。
南千歳から石勝線に入ります。
一つ目の追分までは乗ったことがあるんですが、以前は普通、今回は特急での通過。
一駅の割に距離が長いけれども、流石に出している速度が違うように感じました。
気が付いたらzzz… 目が覚めたのは帯広到着前でした。先の追分からなんと2時間近く経過。
寝すぎや…
帯広で途中下車もありかな… と感じたものの、特に名所等を調べてきた訳でもなかったんでそのまま釧路に行くことにしました。
帯広と釧路の間の沿線、家がたくさん建っているわけでもなく、かといって田畑や牧場とかがある訳でもない、つまり何もない。
でも、 空が広がっていて、まさにこの特急「スーパーおおぞら」だなと。
そんなところですから、1時間くらい停まらない区間もありました。段々「次の停車駅はいつだ?」と。
そんな心配をよそに列車は進み続け、終点釧路に到着しました。
前のディーゼル機関車。まぁこれは普通かな
うしろ。運転台みたいなのがあるのは、帰りに機関車を付け替えないで進めるようにするため、ここから制御するための装備。
転換ロングシート。
背もたれを動かすことで左右の景色が見えるという訳ですね。
普通の客車の内装が残っている車両も1両います。
さて出発。
岩保木水門。列車から見ると草原の中ににょきっと出てくるように見えました。
釧路川。
丁度川下りのカヌーがいました。たまにノロッコ号に合わせて下ってくるそうです。
エゾシカがいました。
他にタンチョウヅルの姿も確認できました。
2日目は釧路にて宿泊。
宿の予約をしてなかったので数件当たってみたところどこも満室で、学生の団体が泊まっているところに空室があったんでそこに宿泊。
その後散歩ついでに釧路ラーメンを食べに出かけたら目当ての店は定休、そして繁華街までえらい遠回りをして…。
気温の割に薄着だったせいか、翌日風邪ひきましたorz
3日目は昨日も乗った釧網本線で、さらに先を目指します。
快速しれとこ号がちょうどよかったのでこれに乗車。釧路から出る列車はこの日2本目だったりします。
始発は6時頃なんで、おそらくあのあたりに通勤通学する人というのはいないのでしょう。たぶん。
そのためか、それなりに乗車はありました。
前日と違って名所に停まる訳でもなく普通に進みます…と言いたいところですが
前方にエゾシカとタンチョウヅルが線路を横断しているのが見えました。
特に後者は列車が近づいても渡りきらず、警笛鳴らしながら列車はどんどん近づく…
いったん停車して運転士が振り返って確認してたものの、なんとか撥ねずに済んだようでした。
その間乗客は大丈夫かという様子で総立ち。
この日も人口希薄地帯を行く列車でありました。
ついでに、後半が海沿いを走るのも一緒w 太平洋とオホーツク海という違いはありますが。
冬に来たら流氷が来ていい眺めなんだろうなー と。
冬の北海道は未体験です。
丁度3時間で網走に到着。
折角なので監獄博物館に出かけました。
網走からは特急オホーツクに乗ります。
両サイドで形が違います。こっちはスラントノース型っての。
さて、網走を出発するとき既に日が落ちかかっていたくらいで、すぐ闇の中を走る列車。
道や人家の明かりも特に大きな駅の近くでもない限りまばらで、だんだんと「この列車はリアルに再現したシミュレーターかなんかで、実際は全く進んでないのではないのか?」と疑いを持つ始末。
網走から4時間近くかかって旭川に到着。列車は札幌行だが今日はここで下車。
またまた宿を探し歩き回って、混雑の理由はどうやら観光シーズンのようだということで、結局観光客の行かないようなカプセルホテルに宿泊しました。
3日目は2本の列車にしか乗ってないのに、乗車時間で7時間ほどかかりました。
4日目。
この日は朝から旭山動物園に出かけました。
ライオン。寝てる。
つい昨日一昨日見たエゾシカ
etc…
寝てる動物も多かったけれど、中々見ごたえがありました。
直通だと都合が悪いので札幌で乗換となりました。
旭川にも空港あるんですね。単純に東京行くだけならここから飛んだ方が便利なのかなー
で、札幌まではまたもオホーツク。
たまたま来たのがこれだったんですが、自由席がもともと少ないうえに昨日と違って両方スラントノース型だったので席が少ない。
何とか相席にはならずに済んだ、そんな感じ。
一方、北海道の広さを実感したのも事実。
しかし根室に立ち寄ろうとすると、どうしても夜遅くに着くか朝早く出るような計画になってしまう…
これが昔あった網走・釧路・稚内方面の夜行があったらもっと回れるし泊まる場所を探さなくてもすんだよな… というif的なことも考えたり。
ヌルヌル計画で色々面倒なことにもなったけれども、まぁ満足いった、そんな旅行でした。