マイクロエース 大阪市交60系


マイクロエース大阪市交60系が発売されたので、買ってきました。
本当は2013年6月発売予定のはずが、約一年延期の2014年6月に発売されたという。
昨今の騒動以前から延期を繰り返していたんでしょうが、どうしたんでしょうね。
最初は冷房改造・更新車の8輌セットしか予約してなかったのを、発売までに試作を見ているうちに登場時の5輌セットも欲しくなり、いろいろあって何とか入手。
5輌のほうが人気(あるいは生産少な目?)なのか、売っているのを入手した店以外で見ませんでした。

と、まえがきはここまで。

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右が5輌、左は8輌セット。
登場時は赤色で、これだと御堂筋線みたいですが、どうやら接近が分かるように… ということだったようで。あとでラインカラーが決まった時に茶色になったと。

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セット構成。
ちなみに、KATOのカプラーを装着するアタッチメントが付属しなくなってます。

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側面から2つの違いを見ましょう。
更新によってドアの窓が大きくなり、屋根のモニターを撤去してクーラーを乗せたり、シンボルマークが移動したり。

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パンタグラフ周り。
モニターに配管が載っているので、ここは最後まで残してあったようです。
パンタグラフが変わっていますが、これはクーラーの設置場所を稼ぐためにたたんだ時のスペースが小さくなるようにした… 訳では無いようです。

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中間運転台。
更新でドアの窓が大きくなりました。

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付随車6600形の台車。
冷房で車重が大きくなるから… ということで電動車の台車に変わっています。
結果、模型ではこの1輌の為だけの台車ということになります。

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先頭車がいっぱい!
8輌セットには先頭車が4輌あります。
どういうことかというと、始め5輌編成だったのを、6輌→8輌と伸ばしていったときに、他の編成を分解して行ったため。
模型の6002編成の場合、6輌にするときと8両にするとき、両方に元先頭車だったから…ということのようです。
(6輌の時は01-03、13-15編成が元先頭車の入れられた編成。8輌の時はユニットの関係でどの編成にも先頭車は1輌入る模様)

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元先頭車2両はそれぞれモーターを取っ払ったのとそのままのとがいるので、屋根周りも当然違います。
前者は冷房載せるまで配管が残っていたようです。

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謎のON-OFFスイッチ。
操作してもライトが消えるだけで、分割併合するわけでもないのになぜあるのか?

と、アレコレ述べましたが。
一部で鉄コレでの登場を待望する声がありましたが、これだけ違いがあると先頭車+中間車のセットでどこまで表現できるのかという問題があります。
201系みたいに5輌セット、7輌セットができるのならともかく、たぶんそんな発売の仕方は阪急でもない限りやらないと思います。たぶん。
ということで、マイクロから出たのはある意味よかったんではないかと思います。

尚今回の記事を書くにあたり、「私鉄の車輛16 大阪市交通局」を参考にしました。
主に5輌-6輌の時の資料になりますが、アレコレ考証の手掛かりにはなります。



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他の車輛と並べてみました。阪急は3000、あと北急7000。
万博の時には北急と阪急が立体交差していたようです。
阪急は…無理がありますね。

~余談~

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今回見た感じ、ケースのプラの感じが違いました。

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後、シール類の位置もだいぶ高い。
これもゴタゴタの関係でしょうか?