DENCHAは走るよどこまでも

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こんにちは。
ひょんなことで、九州は福岡まで出かけてまいりました。
 
用事を済ませたら電車見てたり乗っていたりする悲しい性分故、帰ってみたらお前は一体何をしに行っていたのだ、ということになります。
それはともかく。
 
北九州は折尾から出る若松線という線に、BEC819系、通称DENCHAなる新型車輌が先般走りはじめました。
この電車はバッテリーを積んでいて、しばらく停まるような駅で充電しておいて、電化設備がなかろうが走れる電車であります。
今のところ、同じような電車が栃木の烏山線にも走っていて、こちらのほうが先発ではあるもののいまだに見たこともありません。
はてどんなものかいなということで、足を運んだ次第です。
 
DENCHAが走るのは昼間だけ。ちょうど最後の往復に間に合いました。
とは言っても改札をでて呑気にかしわうどんを食べるくらいの余裕はあったわけですが。
 
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やってきたDENCHAは到着後すぐにパンタグラフをバシッと上げて充電となります。
 
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車内に入りましょう。
 
まあ、九州の他の車輌と余り変わらないというかなんというか。
ちなみに今回とうちゃくごはじめて乗ったのは地下鉄直通用の305系でありました。
個人的にはアレが大好きです。水×岡デザインのクドさなんてどーでもよくなっちゃう。
ドアボタンだとかLCDだとかを含めてアレとそっくりです。
 
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DENCHAは今どんな状態かも教えてくれます。「電気貯めてるぞ」「電気喰らって走ってるぞ」とか。
もし充電切れに陥りそうになったら教えてくれるんですかね。
 
そうこうしているうちに出発です。
聞こえて来るのは紛れもなく電車が走っている音。決してディーゼルカーのエンジン音がどんどん聞こえて来る訳ではない。
しかし電車のはしからよーく見ると頭上の電線は無い。こはいかに。
これがこの電車の特徴であります。大掛かりな電気設備を
整えなくても電車は動く。
 
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そうこうするうちに終点の若松に到着。
ここは電化されていないのでただただ時間を待っているだけになります。
 
こうして変わった電車に乗り、ついでに乗りつぶしまでこなしたのですが、余談があります。
 
このころ、関門海峡の先は山口県の下松で、DENCHAを元にしたJR東日本の車輌が完成していたとのこと。
要するには弟みたいなのが出来ていたという訳ですな。
それからしばらくしてからの発表では、春のダイヤ改正からは若松線はすべてDENCHAになるとのこと。
昼間しか出てこないのには朝の混雑で立ち往生しては困るというような懸念があったのではないかと思いましたが、どうやら杞憂の様子。
 
さて、蓄電池式の電車が今後どうなるのか、気になるところではあります。
電化されてない区間のほかにも、交流直流の電化方式の境目に使えば両方の方式に対応しなくてもいいから安上がりという声がありますが、果たして。
個人的には、意味もなく関門海峡を往復してきた感じだと? が浮かぶ感じでしたが